今すぐできる面接対策 内定率50%超えの面接テクニック
転職活動で書類は準備できたけど、面接がうまくいくか不安に思うことはありませんか?
転職活動の成否を左右するのは、学歴、資格、経験、筆記試験、面接と様々な要因がありますが、この中でもっとも簡単に点数を稼げるのが、実は「面接」なんです。
面接に苦手意識を持つのではなく「足りない部分は面接でカバーするぞ!」という気持ちになれれば、内定率はぐっと上がります。
今回は、私の5回の転職経験を元に、面接に対する考え方やテクニックをご紹介します。
※私は今まで計15社で面接を受け、不採用7社、内定7社、選考辞退1社です
未経験職への転職についてはこちらをご覧ください。
(目次)
なぜ転職活動で面接が一番簡単なのか 3つの理由
面接が苦手な方は「面接が一番難しい」と感じているかもしれません。
確かに、面接は簡単ではありません。
想定外の質問をされることもありますし、どんなに対策をしても100%の力が発揮できることは少ないでしょう。
それでも、転職活動で一番簡単にレベルアップできるのが面接です!
その理由をご説明します。
面接対策は今すぐできる
最初に説明しましたが、転職活動では履歴書や職務経歴書による書類選考があり、そこには学歴、資格、経験、自己PRなど、様々なことを書く必要があります。
学歴は一度社会に出てしまえば変えることは難しいですし、資格や経験も手に入れるには時間がかかります。
SPI等の筆記試験も事前対策はできますが、こちらもやはり時間も労力もかかります。
お仕事が忙しい方だと勉強時間を確保することも難しいかもしれません。
面接なら、考え方を少し変えたり、隙間時間に少し対策するだけで、時間もお金もかけずにレベルアップすることが可能なんです。
面接の失敗はその場で挽回できる
履歴書、職務経歴書は提出してしまえばそれで終了で、仮に間違いがあっても修正することはできません。
当然、筆記試験もやり直しはできません。
面接なら、当日のやり取りで失敗があっても修正して、挽回することが可能です。
たとえば、私が内定をいただけた面接の実例ですが、以下のようなやりとりがありました。
面接官:弊社のホームページをご覧になったことはありますか?
私:はい、ご覧になりました…すいません間違えました、拝見しております。
当時25歳だった私は面接でうっかり言葉を間違えましたが、その場で気がついて言いなおしたところ、むしろ場が和んでプラスになりました。
正解はひとつではなく、その場でいくらでも挽回できるのが面接です。
面接でのミスはよくあること
面接での準備をどんなに頑張っても、質問を100%想定することはできません。
とっさのことでうまく言葉が出ないこともあれば、言葉づかいを間違えてしまうこともあるでしょう。
だからこそ面接に不安を感じるかもしれませんが、採用側も面接の大変さは理解しています。
あなたが一切の間違いをせず、言いよどむこともなく、すべてにおいて完璧な回答をするとは採用側も考えていません。
面接は、あなたの能力や性格、人柄を見る場です。
そこを評価いただければ、少しのミスは問題にならないのです。
面接に対する心構え
学歴や資格などと比べると、面接のほうが点数を稼ぎやすいということについては、ご理解いただけましたでしょうか。
次は、面接に対する心構えについて説明します。
質問への回答を想定することも重要ですが「そもそも面接とは何か」ということを考えるのも、大変重要なのです。
面接とは何かを考えれば、自分で何を準備すべきなのかもわかってきます。
何よりも明るさが大事
これから面接での対策についてご説明しますが、対策や受け答えの内容よりも大事なのは「明るさ、元気さ、素直さ」をアピールすることです。
同じ会社で働くメンバーとして優秀な人を採用したいのはもちろんですが、仮に優秀であっても「自分と合わない人と一緒に働きたくない」と思ってしまうのが人間です。
また、面接では現時点での能力だけではなく、今後の発展性も重要です。
採用時点では、会社が求める能力に達していなかったとしても「この人ならすぐに周囲に溶け込んで、仕事も覚えてくれる」と思わせれば内定率はぐっと上がります。
そのためには、明るさや素直さをアピールしておく必要があります。
とはいえ、いきなり明るくといっても、面接が苦手な方には難しいかもしれません。
そんな時は「姿勢を正す」「少し大きめの声で話す」「下を向かない、目をそらさない」「無理しない程度の笑顔」を意識するだけでも、かなりイメージが変わります。
面接に自信のない方は、まず「明るいと思ってもらえる話し方」を意識しましょう。
書類選考を通過して面接までいければ内定の可能性がある
無事書類選考を突破して面接に進めた時に「どうせ採用する気なんかないのに」というマイナスのイメージをもったりしていませんか?
不採用が続くと、つい面接に対して後ろ向きに思ってしまう気持ちもわかりますが、あまり悲観的にならないでください。
企業が採用を進めるにあたり、採用する気がまったくない人を面接に呼ぶことはありません。
採用予定1名の枠に応募者が100人、その中で書類選考通過が10人いたとして、10人の中から誰を採用するか、面接の前になんとなく決まってはいます。
ただ、あくまでそれは想定であって、面接が終わるまで採用者は確定していません。
本命の方が失敗することもあれば、あなたの面接がうまくいって、本命に繰り上げになるかもしれません。
採用する可能性がまったくない人を面接に呼ぶことはありません。
たとえ可能性が低くても「面接まで進んだ以上は採用される可能性はある!」という思いで、面接に挑みましょう。
面接まで到達できたら、競合が何人いようが、内定をもぎとってやりましょう!
面接は応募者が企業を採点する場でもある
面接の場は採用側の立場が強く、応募者は弱い立場だと思っていませんか?
面接はただ一方的に企業が応募者を採点するだけでなく、応募者が企業を採点する場でもあります。
対等とまではいえませんが、必要以上に萎縮することなく、堂々といきましょう。
面接の中で、自分がこの会社の社風にあっているか、会社の法令順守はしっかりしているか、読み取っていくのも面接です。
たとえば、以下のような質問を企業側がするのはNGとされています。
まともな企業であれば、仮に聞きたいと思っていても質問はしてきません。
面接官のNG質問例
・彼氏、彼女の有無等異性関係
・妊娠・出産の予定や、育休取得の有無(女性の場合)
・親の職業、学歴、年収など
・本籍地、出生地
・支持政党、宗教の有無
・かわいいね、太ってるねなどの容姿に対する発言
このような質問や発言をしてくるような会社は、仮に内定をもらえたとしても、本当に入社していいかよく考えてください。
面接を楽しむ
面接が苦手な方にとってはまったく楽しくないと思いますが、私は面接が好きです。
舞台で自分の出番がまわってくるような適度な緊張感や、相手との探りあいが1対1のゲームをしているようで楽しいです。
面接が苦手な方は、何か自分の好きな趣味に置き換えてみると、楽しめるかもしれません。
たとえば「カラオケで自分の番がきたとき」「テニスの試合」「将棋」「対戦ゲーム」なんでもかまいませんが、自分の好きなことを面接に置き換え、楽しむことを考えてみてください。
面接が苦手な方だとそれも難しいかもしれませんが「次へ向けた訓練も兼ねている」と思えば、少しの失敗で落ち込むこともなく、最後まで前向きに面接に挑めるはずです。
面接では、適度な緊張感を持ちつつも、堅くなりすぎずに自然体で挑むことが大事です。
次からは、具体的な対策についてご説明します。
面接で絶対にやるべき事前準備3つをご紹介
面接に対する心構えについては、お分かりいただけましたでしょうか。
面接に対する心構えはできたとしても、何の準備もなく面接に挑んでも面接を突破することはできません。
次は、面接が決まった際に、事前にやるべき準備についてご説明いたします。
想定質問については別途こちらをご覧ください。
別記事:今すぐできる面接対策 内定率50%超えの面接テクニック 想定質問編
会社HPを見る 最低限見るべき3つのポイント
応募の段階で会社HPは確認済みかとは思いますが、面接が決まったらもう一度会社HPを見てください。
応募の段階では、求人案内や先輩社員の声、福利厚生などを見ることが多いですが、面接前にチェックする場所は違います。
もちろん隅から隅まで見るのがベストですが、並行して応募している場合は、いちいちすべて見切れないこともあるかと思います。
その場合は、以下の3点は必ずチェックしてください。
会社HPで最低限見るべき3つのポイント
・企業概要
・企業理念
・事業内容や新規事業
1.企業概要のチェックポイント
会社や支店がどこにあるのか、資本金はどれくらいか、社長の名前、グループ会社(親会社、子会社の有無など)を見ておきましょう。
社長の名前なんかどうでもいいと思うかもしれませんが、面接前の小テストで社長の名前を聞いてくるような会社もあります。
その他の項目も、正確にすべて暗記する必要はありませんが、なんとなくの内容は確認しておきましょう。
2.企業理念のチェックポイント
面接時に企業理念を聞かれるケースもあるので、出来れば覚えておきましょう。
完全に覚えることは無理でも、目を通しておくだけで、企業理念に関連した質問が出た際に回答がしやすくなります。
たとえば、ユニクロを運営しているファーストリテイリングの企業理念は、
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」です。
企業理念丸暗記まではしなくてもかまいませんが、を見たことも聞いたこともないのが面接時にばれてしまえば、大きく減点されてしまいます。
たとえば上記のファーストリテイリングなら「服で世界を変えるには何をすればいいと思いますか?」「当社の商品を通じて常識を変えるにはどのような商品が必要ですか?」といったような質問が想定されます。
こういった質問をされた際に、企業理念とからめた質問であると理解して回答することが大事です。
「服と常識ってどう関係あるの?何の質問?」と思うような方は、内定は遠のきます。
逆に注意したいのは、安易に企業理念にからめた発言をしないことです。
たとえば志望動機を聞かれた際に「服を変え、常識を変え、世界を変えていくという御社の理念に共感いたしました」と答えるのはあまりにも安直です。
面接の際に無理に使う必要はありませんが、関連質問が出る場合もありますので、企業理念は事前に確認しておきましょう。
3.事業内容や新規事業
応募の段階で、この会社はどんな会社なのか、どのような仕事をしたいのかはチェックされているかと思います。
ただ、会社によって複数の事業を展開している場合や、新たな事業をはじめる可能性もありますので、グループ会社を含めて会社HPをチェックし、情報収集しておきましょう。
たとえば、紳士服大手の「AOKI」ですが、グループ会社には漫画喫茶の「快活クラブ」や、カラオケの「コートダジュール」もあります。
AOKIに応募して快活クラブで採用されることはないと思いますが、最低限どのような事業を行っているかは把握しておきましょう。
面接に自信がない方は転職支援サービスに登録してみよう
自信をもって面接に挑むには「面接の数をこなす」ことが一番ですが、書類選考もありますし、なかなか気軽に数をこなすことができません。
書類の準備や面接に不安がある方は「転職支援サービス」へ登録してみてはいかがでしょうか。
転職支援サービスに登録すれば、書類作成や面接のサポートが無料で受けられますので、面接に自信のない方でも内定率を大きくあげることができます。
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まとめ
今回は、面接への心構えと事前対策についてご説明しました。
あなたの転職活動にお役にたてそうでしょうか?
今回は面接テクニックのうち準備の部分をメインでご説明しましたが、想定質問や当日の準備などについても別記事にて説明しています。
転職活動や面接に自信のない方はぜひそちらもご覧ください。
あなたの転職の成功を心から願っています。