未経験からの転職方法 求人の選び方と対策

今の仕事を辞めたいけど、未経験で違う業界に転職できるんだろうか。

フリーターから正社員になりたいけど、未経験だから自信がない。

そんな風に転職の一歩目をためらっていませんか?

大丈夫です、自己アピールや面接対策などをしっかりと行えば未経験でも転職できますし、正社員にもなれます!

今回は、未経験からの転職について説明していきます。

ちなみに私は、4回の転職のうち2回が未経験転職でした。

未経験者歓迎の意味

未経験者歓迎の求人を見た時「未経験であれば誰でも応募できそう」と思われたかもしれません。

残念ですが、それは半分正しく、半分間違いです。

未経験歓迎とは、同じ業界や同じ職種での経験の有無を指すことが多く、社会人経験やその他似た業種・職種での仕事経験、資格など、何らかの経験を必要とされるケースがほとんどです。

ただし「この経験が必要です」と明確には書いてありませんので、求人情報から推測していくしかありません。

未経験者歓迎求人であっても、自分の今までの経験で何か通用するものがないかは考える必要があるのです。

ここまで読んで「やっぱり未経験者歓迎でも応募できそうにない」と思われてしまったかもしれません。

安心してください、未経験者歓迎求人への応募の仕方について、私自身の経験も交えながらご説明いたします。

未経験者歓迎にも種類がある

未経験者歓迎の求人といっても、実態は大まかに3パターンの求人があります。

・未経験者歓迎求人
 業界、職種未経験可。ただし、資格や何らかの社会人経験は必要とされる場合もある。
・業界未経験者歓迎求人
 たとえば、業界は問わないが営業経験が必要など。
・職種未経験歓迎求人
 営業から事務方など、職種は変更するが業界での経験があること。

順番にご説明いたします。

未経験者歓迎求人

皆さんが「未経験者歓迎」と聞いた際にイメージするのがこれですね。完全な未経験でもOKな求人です。

完全な未経験といっても、他業種での就労経験や、アルバイト経験、資格の取得など、何らかの経験を求められるケースもあります。

また、他の求人と比較すると研修や指導に力を入れているものもあります。

未経験者歓迎求人であっても、求人情報からどのような経験を企業が求めているのかをしっかりと読み取り、それをどのようにアピールしていくかは考えないといけません

現在経験のない方は、今後のステップアップのためにも積極的に狙ってほしい求人です。

業界未経験者歓迎求人

その業界での経験はなくても、同職種の経験が必要とされのが「業界未経験者歓迎求人」です。

対人折衝の能力は業界が変わっても通用しやすいので、特に営業経験者の求人は業界問わず多くの案件があります。

転職する場合、同じ職種だと業界がかわったとしても労働条件は大きく変わらないように思うかもしれませんが、それは違います。

たとえば営業職の場合、個人営業、法人営業、政府や自治体への営業と種類はいろいろありますし、有形商材から無形商材まで、取り扱い商品も様々です。

同じ営業職であっても、相手や商材がかわれば、残業時間や給与体系なども変わってきます。

また、経理や人事などは業界が変わっても大きく仕事の内容は大きくはかわらないため、業界未経験求人へ応募しやすい職種です。

今の業界である程度の実績があれば、業界未経験求人で他業界へ転職することは難しいことではありません。

「転職はしたいけどすべて最初から学びなおすのは不安」「転職はしたいけど大きく業務内容は変えたくない」という方は、業界未経験求人へ応募してみてはいかがでしょうか。

職種未経験歓迎求人

業界への経験がある方が、新しい職種へ挑戦できるのが「職種未経験歓迎求人」です。

未経験者歓迎の求人の中でも種類は多いほうではありませんが、新しい職種へ挑戦できるのがポイントです。

たとえば、同じ業界内で営業から人事・経理など事務方への転職をしたい場合(その逆もあります)に狙っていく求人です。

ただし、職種未経験は他の未経験者歓迎求人と比較すると難易度は高めです。

歳をとると未経験職種への転職は難しくなってきますので、もしやりたい仕事があるなら、積極的に応募してください。

未経験者歓迎は未経験者限定ではない

未経験者歓迎の求人に応募したけど不採用で、実は経験者を採用したらしい。

こんなケースもあるかもしれません。

未経験者歓迎求人は未経験者限定求人ではないため、経験者も応募してきます。

あくまで未経験者であっても応募するチャンスがあるだけなので、経験者がいればその方が採用されることもあります。

未経験歓迎求人では、他の未経験者だけでなく、経験者も競争相手になるのです。

それでも、未経験者歓迎の求人は応募できることはチャンスですし、経験者にも勝てるかもしれません。

それでも、未経験者歓迎の求人は応募できること自体がチャンスになりますし、経験者に勝てるかもしれません。

どのような求人でも応募の機会さえあれば勝機はあります、気になる求人があれば積極的に、強気に応募していきましょう!

未経験歓迎求人にはいつ応募する?

未経験歓迎の求人にはいつ応募するのがよいでしょうか。

経験者向けの求人と異なり、未経験者歓迎の求人は「経験より、若さや発展性」を求めています。

転職では歳をとればとるほど経験が重視され、年収を維持したまま職種や業界を変更するのは難しくなります。

求人内容をよく見て、少しでも自分に共通している、チャンスがあると思ったら、積極的に応募していきましょう。

未経験歓迎求人に応募する場合のアピールポイント

未経験歓迎の求人の応募ハードルは低いといっても、何も対策しなければ書類選考で落とされてしまいます。

未経験だからこそ、経験以外の何をアピールするかが重要になってきます。

未経験者でも、書類選考で自分の経験とつなげてアピールする

会社のHPや業務内容、求人をよく見て、自分の過去の経験とつなげて、その会社で役立ちそうなアピールをしていきましょう。

未経験可の求人でも、歓迎要件といって、要件を満たしていると選考上有利な要素が記載してある場合があります。

※明るい人、コミュニケーション力がある人、何事もやり遂げる人、など抽象的なケースも

歓迎要件は必須要件と違い、必ずしももっていなくとも応募は可能ですが、企業側が求人で求めている人物像を推測することが可能です。

そこで、自分の経験や性格などから、歓迎要件とのつながりを見つけることができれば、書類選考の突破率はぐっと上がります。

たとえば、スポーツ系の部活をやっていたのであれば、その経験「チーム力、忍耐力、忙しくても疲れない体力等」をアピールする。

飲食店でバイトした経験があれば、ホールでの接客による対人経験や、キッチンであればオペレーションどおりに作業することをアピールする。

このように、未経験であっても、自身の人生経験からなんとか接点を見出してつなげていくことが重要です。

アピールポイントの書類への書き方は後日ご紹介いたします。

未経験者の応募 面接対策

もし、未経験歓迎の求人で書類選考を通過できて、無事面接にたどり着けた場合は、何をアピールすればよいでしょうか。

まずは書類選考でも書きましたとおり「自分の過去の経験と共通点を見つけてアピールする」ことが大事です。

自分の経験などと共通点がまったく思いつかない場合は「頑張ります」「勉強します」など、努力し前向きな姿勢であることをアピールしましょう。

たとえば社外からの問い合わせもあるような事務職で「電話対応はできますか?」と質問された場合、回答例は以下の通りです。

回答例1.(使える経験がある場合)
電話対応は未経験ですが、飲食店でのアルバイトで色んな方とお話する機会がありましたので、知らない方と話すことに抵抗はありません。電話対応も最初は慣れない部分はあるかもしれませんが、先輩方の対応等を見聞きしながら、勉強していきます。

回答例2.(使える経験がないので気持ちでアピールする場合)
電話対応は未経験ですが、人と話すことは好きなので、先輩方の対応等を見聞きしながら勉強させていただき、一日も早く電話対応がきちんとできるよう頑張りたいと思います。

回答例3.(未経験での回答の悪い例)
電話対応は未経験なので、出来るかわかりませんが挑戦してみます。

回答例1.と2.で経験の違いはありますが、言っていることにそれほど大きな違いはありません。それでも、経験のある方が少し具体的で、面接官も前向きな印象を受けるはずです。

回答例3.については、挑戦してみようという意思が感じにくく、積極性があまり感じられません。

この回答ですと「この人には電話対応は任せられないな」「挑戦してみてダメだったらすぐあきらめそうだな」と思われてしまうかもしれません。

「未経験求人なんだからできなくてもいい」ではなく「未経験求人だけど、一日も早く経験者と同じレベルに達したい」という姿勢を出していくことが重要です。

未経験歓迎求人は今後のキャリアアップにもおすすめ

今後どのような仕事をしていくにしても、経験は重要です。

特に歳をとればとるほど経験が重視されるようになり、40代にもなると未経験者歓迎への応募は厳しいでしょう。

未経験歓迎求人へ応募して経験を積むのは若いうちの特権ですし、その経験を使えば今後よりよい会社へ転職し、さらに年収アップを狙っていけるかもしれません。

最初は誰もが未経験ですが、いつかはあなたも経験者になれるのです。

今後のキャリアアップの第一歩にも繋がりますので、気になる仕事があればぜひ未経験歓迎求人へ応募してみましょう。

もし入社した後に違うなと思えば、そこから再度転職することも可能です。

そして、そのときはあなたは「経験者として転職」することができるのです。

在籍が短期間であっても転職する方法もありますので、就職後の次の展開まで考えている方はこちらをご覧ください。

別記事:とりあえず3年働け!は正しい?短期間の転職を可能にする方法

未経験歓迎求人への応募は転職エージェントを使ってみよう

未経験求人への応募や対策について説明しましたが、未経験歓迎の求人を探し、書類の作成もすべて一人でやりきるのは大変です。

自分にあった求人を紹介してもらうだけでなく、書類の作成サポートや面接対策、企業や業界へのアドバイスもしてくれる転職エージェントを使うと、未経験の転職もスムーズになります。

忙しい時にとりあえず登録だけしておいて、時間ができたら稼動する、という手もありますので、未経験歓迎求人への応募を検討中の方はぜひ登録してみてください。

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まとめ

今回は未経験求人の種類と、その挑戦の仕方をご紹介しました。

経験がないと応募をためらってしまう気持ちはわかりますが、最初は誰もが未経験ですので、気になる仕事があればどんどん挑戦していきましょう。

経験をつめば、さらに次のステップアップ、キャリアアップにつなげて、よりよい会社、より高い年収を目指していくことができます。

また、当ブログではお金、転職についてのご相談を受け付けております。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

※相談内容は匿名で当ブログで紹介いたします

皆様の転職の成功を心より願っております。

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転職

Posted by 高花団地