とりあえず3年働け!は正しい?短期間の転職を目指すなら

3年以内の転職

今の仕事に不満があって転職したいけど、在籍期間が短すぎて転職できるかわからない。

とりあえず3年働くという話を聞いたことがあるけど、あと3年も今の会社で働けるか自信がない。

そんな不安はありませんか?

安心してください!ちゃんとした準備さえすれば、同じ会社で3年働かなくても転職は可能です。

今回は、高卒から計4回の転職をした私が、短期間での転職について説明します。

ちなみに、こんな本もあるくらいなので、3年で辞めようとしているのは一般的なことがわかります。

最後には、若者向けの転職サービスを行っている会社も紹介していますので、短期間での転職に挑戦したい方はぜひご覧ください。

3年待たずに転職したい理由はなんですか?

あなたが3年を待たずに今の会社を辞めたい理由はなんでしょうか?

様々な理由があるとは思いますが、その理由によって、転職への考え方、進め方も変わってきます。

まずは「なぜ転職したいのか」を掘り下げていきましょう。

人間関係

転職を検討する場合、もっとも多い理由が「人間関係」と言われています。

リクナビNEXTの退職理由のアンケートでも、人間関係が複数ランクインしています。

転職理由と退職理由の本音ランキングBest10

人間関係がうまくいっていないとストレスになりますし、仕事もうまくいかなかったり、最悪の場合心身の不調につながったりすることもあります。

しかしながら、人間関係を理由に転職する場合の一番の問題点は「転職しても解消するかどうかはわからない」ということです。

労働条件は求人情報を見ればわかりますし、口コミを調べることもできますが、人間関係や社員の人柄まで推測するのは困難です。

転職先には今よりもっと嫌な上司がいるかもしれません。

今の環境を改善するために転職活動をすることは悪いことではありませんが、転職によって改善しない場合もある、ということは覚えていきましょう。

それでも、一度こじれた関係を修復するのは難しいですし、次の会社では苦手な人とうまくやることができるかもしれません。人間関係改善の手段として転職を選んでもよいでしょう。

人間関係の悪い会社で無理に働き続けて心身ともに疲れるよりも、心機一転他社でやりなおすというのは悪くはありません。

給料が安い、休日が少ない

思ったより給料が少ない、サービス残業が多い、休日出勤が多い等、待遇面での不満による転職はどうでしょうか。

求人より安い給与を提示された、約束どおりの休日が取得できない等、求人と実態の差があるケースもありますが、他の項目と比較すると、改善できるかどうかを確認しやすいのが待遇面です。

給与も年間休日日数も、内定時に「労働条件通知書」として提示されることが一般的なので、人間関係等とことなり、改善するかしないかを事前にきっちりと確認することができます。

ただし、中小企業では内定時に労働条件通知書を出さないケースや、通知されたものと実態が異なるというケースもあるようです。私も計4つの会社で働いていますが、1社目と2社目では書面の提示はありませんでした。

なお、給料につきましては、基本給と各種手当は性質が異なるため、同じ額面であっても注意が必要です。

月給25万円と聞いていたが、給与明細を見ると基本給18万円、みなし残業代7万円、というような会社もあるようです。

基本給と手当ての違いについてはこちらで説明しておりますので、気になる方はご確認ください。

別記事:貯金の基本は収入の把握から!給与明細の見方を説明します。

仕事にやりがいがない

転職

第一志望の会社に入ったものの思っていた仕事と違った、第一志望に受からずとりあえず受かった会社に入ってしまった、毎日雑用ばかり、社会貢献度が低い。

思い描いていた社会人生活と違い、日々仕事にやりがいがないと感じる場合は転職したほうがよいでしょうか。

どうせ同じお給料をもらうのであれば、毎日やりがいをもって、楽しく前向きに仕事にあたりたいものです。

仕事の何にやりがいを感じるかは人それぞれですが、仲間と一緒に何かを達成したり、上司に褒められたり、後輩や部下を育てたりと、仕事の内容そのもの以外で達成感ややりがいを感じることもあるかもしれません。

どういった時に何にやりがいを感じるかというのはとても難しく、同じ業種であっても仕事の内容や進め方も異なるため、転職によって改善するかどうか、人間関係以上に確証がありません。

また、今の会社に長くいることで自分の立場が変わり、新しい仕事を任され、転職しなくてもやりがいを感じるようになるかもしれません。

やりがいを理由に転職する場合は「自分が仕事に何を求めていて、どうなればやりがいを感じるか」「次の会社でどのような仕事があり、それにやりがいを感じるかどうか」を明確にしてからがよいでしょう。

そうしないと「せっかく転職したのに前の会社より仕事にやりがいがない」ということになりかねません。

今までの経験や学んだことが活かせない

大学ではやりたいことがったのに、ぜんぜん関係ない会社に入ってしまった。

入りたい業界があったのでアルバイトをして経験を積んだのに、無関係な業界で正社員になってしまった。

そういった場合はどうするのがよいでしょうか。

もし、自分がやりたい仕事が明確化されているのであれば、今すぐでなくてもいいのでぜひ転職しましょう!

何がやりたいかが明確化されていれば、その業界を目指して応募を続ければいいですし、面接でも志望動機など回答しやすく、採用される確率も高いでしょう。

ただし、事前に「本当に何がやりたいのか」をよく考えてください。

業界も大事ですが、その業界に入れたとしても、必ずしも望む部署へいけるとも限りません。

「転職はしたもののやっぱりこの仕事じゃなかった」とならないよう、気をつけましょう。

会社の業績が悪い

会社の業績が悪い、給与や賞与が規定どおり支払われない、整理解雇があった等、会社の業績が悪い場合はどうでしょうか。

仕事でのやりがいや夢も大事ですが、やはり一番大事なことは、お給料をもらえること、生活できることです。

会社業績が悪化し給与の支払いに支障がでているようであれば、十分転職の動機になるでしょう。

注意点としては、会社業績は今後持ち直す可能性もあることと、危機を感じて焦って変な会社へ転職してしまわないことです。

仮に会社が倒産してしまった場合でも、雇用保険の受給も可能なので、すぐに無収入になるというわけではありません。

業績悪化が理由であったとしても、焦らず、きちんと準備をしたうえで転職活動に挑んでいきましょう。

ちなみに、会社によっては、業績の悪い会社からの転職の場合「沈みかけた船を見捨てて逃げ出した冷たい人」ととらえることもあるようです。※私はこういった考えをする会社は嫌いです

とりあえず3年働け!に根拠はあるか

転職

さて、ここまで転職をしたい理由について確認してみました。あなたの転職したい理由はありましたか?

転職したい理由はいろいろですが、どれも「必ず最低3年働かないといけない」という根拠にはならなそうです。

3年というのが基準のように言われるのは、もしかすると「石の上にも3年」という言葉がから生まれたのかもしれません。

ただ、3年に根拠がないと言っても、いつ辞めていいというわけではないので、注意してください。

すぐに仕事を投げ出すと思われてしまう、現職で経験を詰んでいないので転職時のアピールポイントが少ない、仕事が楽しいと感じる前に辞めてしまうことになる等、短期間での転職はリスクになる場合もあります。

3年働けばOKとか、3年働かなくてもいいとか、年数や基準にとらわれず「自分が何をしたいか、何ができるか、それをどうアピールしていくか」を考えていくことが重要です。

それが出来ているなら3年を気にせずに転職できますし、逆に自信がないのであれば、転職はまだ早いかもしれません。

とりあえず3年働いた方がいいケース

転職を目指す際に、3年働いてからのほうがいいケースもあります。

それは、転職の動機に明確な理由がない場合や、転職で使える武器を手に入れていない場合です。

転職の面接でも新卒と同じく志望動機は聞かれますし、なぜ転職しようと思ったのかということも聞かれます。

そういった質問に答える自信がない場合は、もう少し今の仕事を続けてもいいかもしれません。

3年働かなくてもいいケース

明確な意思や目標があり、面接でもしっかりと受け答えする自信があるなら、3年を待たずに転職することは可能です。

小さくても実績を残した、他業種で働きたい明確な理由が説明できる、資格が取得できたので有効活用したい、等の場合はぜひ短期間での転職を目指してみましょう!

ちなみに私も、最初の仕事は1ヶ月半で辞め、その次も8ヶ月で辞めています。

3年働かなくても大丈夫なことは身をもって証明していますので、ご安心ください!

3年働かずに転職する場合の転職活動の進め方

最後に、3年働かずに転職する場合のおすすめの方法をご紹介いたします。

3年働かずに転職する場合の面接対策

3年未満など短期間での転職の場合、面接でうまい受け答えが思いつかないこともありますよね。

転職の面接で大事なことは、嘘ではない綺麗事を言うことです。

面接は思ったとおりに受け答えしたのでは受かりませんが、かといって嘘で塗り固めた回答はぼろも出やすく、仮に採用されたとしてもその後の人間関係に悪影響が出るかもしれません。

0を1と言ってはいけませんし、30を100まで膨らませるのもよくありません。

80を90くらいに膨らませて話すのが面接のコツです。

3年以内に転職したい場合の面接の回答の例紹介します。

※業種や経験によって答え方も異なりますので、ご自身の仕事で合いそうな単語をいれてみてください

質問「なぜ今の会社を辞めて当社に応募されたんですか?」

回答(本音)「働いてみたら思っていた仕事と違って面白くなかったので、他の仕事をしたくなりました」

回答(膨らませる)「学生時代○○に興味があり、現在の会社に入社いたしました。ですが、日々働いていく中で、○○をされている御社のことを知り興味を持ち、新しい仕事に挑戦したいという思いが強くなり応募しました。」
回答(膨らませる)「学生時代はまだ自分でもやりたいことがわからず、知人が同じ業界で働いておりある程度把握していたため、現在の会社に入社いたしました。ですが、日々働いていく中でもう一度仕事について見つめなおしたところ、私の○○な経験を活かすためには、○○業界で働くのがよいと思いました。」

これは例ですので若干抽象的です。実際の面接ではもう少し肉付けや具体性が必要です。

ですが、本音も膨らませた回答も、実質はほぼ同じことを言っているのに、なんとなく後者のほうがそれっぽく、いいことを言っているような気がしませんか?

このように「嘘ではないけど綺麗に、膨らませて話す」ことを意識することで、面接での通過率はぐっとあがります。

こまかい面接対策については後日別記事にて説明予定ですが、まずはこういった言い換えや、膨らませた言い方を考えてみてください。

第二新卒の求人へ応募する

第二新卒という言葉を聞いたことはありますか?

第二新卒に明確な定義はありませんが「一度就職したが短期間で退職した人」が第二新卒で、社会人になってから概ね3年以内が目安とされています。

3年以上の勤務実績がある人、ではないので安心してください。

企業から見た第二新卒のイメージを簡単に言ってしまうと「基礎研修が終わり、社会人としての最低限のビジネスマナーを理解している新卒」という感じです。

同じ会社で長い間勤務していると、その会社独特のやり方に固執してしまうなどのデメリットがありますが、短期間で転職した第二新卒であればその心配もありません。

経験が不足しているかもしれませんが、変な色にも染まっていない、それが第二新卒です。

第二新卒は経験やスキルより、熱意や今後の発展性を見られることが一般の中途採用と異なります。

とはいっても、面接で何を話せばいいか、次はどんな会社を選べばいいか、なかなか思いつかない方もいるかと思います。

最後に、第二新卒など若者向けの転職支援サービスを行っている会社をご紹介していますので、不安がある場合はそういったサービスで支援をしてもらうのもよいでしょう。

ちなみに私も4回の転職のうち2回は転職サービスを使用しています。

取引先や社外の人に誘ってもらう

人事のしっかりした大企業では難しいかもしれませんが、中小企業では社員の紹介で簡単に入社が出来るケースもあります。

実は私も、正社員で働いた1社目から2社目への転職は、当時の取引先の営業部長に誘われたのがきっかけでした。

取引先の社員を引き抜くというのは相手企業にいい印象をもたれないということもありますので、どんなに仲良くなっても誘ってくれる確率はとても低いです。

ですが、もし誘ってもらうことができれば、面接も書類も形だけで、他社へ転職できるかもしれません。

可能性はとても低いですが、もし就職したい会社に知り合いがいるのであれば、仲良くなっておいて損はありません。

転職支援サービスへ登録する

書類の作成支援や面接対策、自分にあった求人の紹介など、色々とサポートをしてくれるのが転職サービスです。

最近はほとんどの企業で自社での直接募集は行わず、転職サービス等の人材会社を経由して募集を行っています。

登録料は無料ですし、履歴書等は後回しにしてとりあえずどのような求人があるかを検索してみることも可能です。

すぐに転職する予定はなくても、そのうち転職したいとお考えでしたら、転職支援サービスへの登録をおすすめします。とりあえず登録しただけのつもりが、自分にぴったりの求人がいいタイミングで送られてくるかもしれません。

また、サイトによって合う合わないや、会社によって求人が異なるケースもありますので、本気で転職するなら2~3社登録しましょう。履歴書や職務経歴書は1社作成すれば、あとは他社の登録時にも使いまわせます。

最後にまとめの後で転職支援サービスの会社を紹介しておきますので、転職をお考えの方はぜひ登録してみてください。

転職にむけて今できること

今すぐ転職したい方もいれば、転職したいけど時間がない方、そのうち転職したい程度の方もいるかもしれません。

皆さんが、転職に向けて今できることは「とりあえず書類を作成してみる」ことです。

いい求人があっても、準備不測では応募が間に合わないかもしれません。

いつになるかはわからなくても、自分が「転職したい!」と思ったとき、すぐにでも行動できるように事前にしっかりと準備しておきましょう。

履歴貴書の書き方や職務経歴書の書き方も後日紹介していきます。

まとめ

今回は、世間で言われている「とりあえず3年働く」というのが正しいか、その前に転職することは可能かどうかについて説明いたしました。

3年という数字に明確な根拠はありませんのでいつでも転職は可能ですが、無計画、無目的では転職は難しいでしょう。

なぜ転職したいのか、自分のウリはなんなのか、今後何を目指していきたいのか。

きちんと考えてから行動すれば、絶対に転職は成功します!

転職についての記事は今後も追加していきますので、転職をお考えのかたはぜひまたお越しください。

また、当ブログではお金、転職についてのご相談を受け付けております。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

※相談内容は匿名で当ブログで紹介いたします

おまけ:若者向け転職支援サービス会社をまとめてみました

転職をはじめようと思ったけど、どの転職支援サービスに登録したらいいかわからない。

そんな時のために、今回は短期間の転職など、若者向けの転職サービスをまとめてみました。

今すぐ転職する気はなくても、とりあえず登録しておけば、いい情報が入ってきたり、何を準備するべきかわかってくるかもしれません。

まずは転職へ向けた第一歩を踏み出したいなら、とりあえずでもいいので登録しておくことをおすすめいたします。

株式会社ネオキャリア

最短30秒で登録完了!登録後は非公開求人の紹介から書類の作成、面接のアドバイスもしてくれます。

学歴も経験もない方を、入社前から入社後までしっかりサポートしてくれます。

アドバイザーさんも第二新卒なので、転職者の気持ちもよくわかってくれそうです。



UZUZ

こちらのUZUZさんでは、第二新卒の転職に特に力をいれてサポートされているようです。

個別相談サポートやブラック企業の排除など、他社では珍しいサービスもありますので「転職したいけどブラック企業に入ってしまわないか不安」という方は登録してみてはいかがでしょうか。



安定のお仕事

フリーターや20代未経験からの転職など、若者向けの転職に特化している転職支援サービスです。

「入社後1年定着率95%」「転職活動期間平均36日」など、実績も申し分ありません。

短期間で定着率のいいホワイト企業に入社したい方におすすめです。



気づく。転職相談

こちらは他の転職支援サービスとは少し異なり、自己分析などを伴うキャリアコーチングを行い、今後の転職やキャリアプランを一緒に考えてくれるサービスです。

他のサービスでは求人の紹介や書類の作成支援などがメインですが「気づく。転職相談」では、転職はしたいけど自分になにができるのか、何を目指せばいいのかよくわからないような場合に相談にのってくれたり、今後の方向性を考えてくれます。

漠然と転職したいと思っているけど、何をから始めればいいかよくわからない、どんな業界を目指せばいいかもわからない、そんな時におすすめのサービスです。



マイナビジョブ20’sスカウト

就職支援サービス大手マイナビの、20代に特化したスカウトサービスです。

あなたのことが気になった会社からスカウトが来ますので、転職したいけどいきたい会社が決まっていないような方は、とりあえず登録しておけば思わぬ出会いがあるかもしれません。

書類の添削や面接アドバイスなど、基本的なサービスもあります。



他にもおすすめの転職サービスがあれば、随時追加していきます。

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Posted by 高花団地