今すぐできる面接対策 内定率50%超えの面接テクニック 想定質問編
転職で書類選考は通過できたけど、面接に自信がない。
面接当日までに準備をしたいけど、何度どうすればいいかわからない。
そんな悩みはありませんか?
今回は、書類選考は通過したけど面接に自信がない方のために、面接の事前準備についてご紹介します。
※面接に対する基本的な心構えについてはこちらをご覧ください。
別記事:今すぐできる面接対策 内定率50%超えの面接テクニック
※未経験職への転職についてはこちらをご覧ください。
(目次)
今すぐできる面接対策 当日の想定質問等
面接の準備は大きくわけると2つです。
想定質問などの面接当日に話すことと、身だしなみなど、受け答え以外の部分です。
今回は、当日の想定質問や自己PRなどの「受け答えに関する部分」について説明します。
※身だしなみ等面接直前に行うべき準備は後日別記事で紹介します。
想定質問1 自己紹介
面接で定番の展開は、一番最初に「自己紹介」を求められることです。
自己PRをしてください、今までの経歴を話してくださいなど、言い方は色々ありますが、求められていることは同じです。
自己紹介で求められることは主に以下のとおりです。
自己紹介に会社が求めていること
1.定番の質問に対するあなたの準備
2.自己紹介の構成(内容、わかりやすさ、話し方、長さ等)
3.履歴書、職務経歴書の再確認
順番にご説明いたします。
1.定番の質問に対するあなたの準備
面接で自己紹介を求められるのは定番なので、何らかの対策をしたり、事前に内容を考えることは当たり前です。
逆に言えば、ここで回答に詰まってしまったり、質問されてから考えるようでは面接でのポイントは大きく減点されます。
面接の前に、自己紹介の仕方を何度も頭の中で繰り返して、質問されたらきれいに回答できるように準備しておきましょう。
安心してほしいのは「一言も間違わずにきれいに話す必要はない」ということです。
長い自己紹介の途中で多少言い間違えたり、話すことを思い出して一瞬停止するくらいのことは当然で、面接官も多少のミスがあることは理解してくれます。
途中で思い出せなかったり言い間違えたりしても、焦らずに平常心で話し続けることが、面接のコツです。
2.自己紹介の構成(内容、わかりやすさ、話し方、長さ等)
自己紹介では話の展開はもちろんですが、話すスピードや声の大きさ、時間なども評価されます。
話す内容が決まったら、何度か朗読して時間を測ったり、話しにくい場所や言葉づかいが変な場所がないか確認しておきましょう。
自己紹介で話す内容は自分の年齢や職歴によっても変わってきますので、全員に共通する正解はありません。
たとえば、新卒で入社した会社を半年程度で退職する場合は、今の仕事の話だけでなく、大学で何をしていたか、どんなアルバイトをしたかなども自己紹介になります。
逆に、5年以上の社会人経験があるような方であれば、特別なエピソードでもない限り、大学生活について話す必要はありません。
全体は3分以内に終わるくらいの時間で、直近の出来事は詳しく、昔の出来事は短く話しましょう。
他にも、自分の今までの生い立ちで、言うべき事は変わってきます。
たとえば、大学入学をきっかけに地方から東京へ引っ越してきた方は、出身地や東京へ引っ越したきっかけを話してもいいでしょう。
出身が東京で、東京の会社に応募しているのであれば、特に出身地について話す必要はありません。
自己紹介の内容は経歴によって異なるので一概には言えませんが、参考の時間配分を載せておきますので、参考にしてください。
①大学卒業後 1社目で在籍半年程度の場合 23歳
挨拶、氏名の紹介 10秒
大学で学んだこと、サークル活動等 30秒
今の会社に入った理由 60秒
今の会社でやっていること、学んだこと 60秒
退職を決意した理由 20秒
②大学卒業後 1社目に3年 2社目に5年在籍の場合
挨拶、氏名の紹介 10秒
1社目の仕事内容 20秒
1社目から2社目への転職の理由 20秒
2社目の仕事の内容 100秒
2社目からの転職を目指している理由 30秒
※あくまで目安なので、ご自身の経験を基に長さを調節してください。
ただし、1社目より2社目を長く話してください。
※無理に引き伸ばして薄い内容で長く話すよりは、思い切って短くまとめてしまいましょう
※気になるところがあれば面接官が質問してくれますので、具体的なエピソードは盛り込む必要はありません
ただし、自己紹介の内容について聞かれた場合は即答できるようにしておきましょう。
3.履歴書、職務経歴書の再確認
あらかじめ提出している履歴書、職務経歴書に書いてある内容についても面接官は見ていますので、自分で何を書いたか、どのような質問が想定されるかは事前に考えてください。
たとえば職務経歴書に「現職では支店の所属メンバー50人のうち売上は2位でした」と書いたとします。
これに対する質問として「売上2位になるために努力していることは何ですか」「売上1位の方に負けている部分は何ですか」「昨年は2位ということですが、一昨年は何位でしたか」などの質問が予想されます。
こういった質問が出た際に、即答できない、矛盾した回答をしてしまう、等は面接での評価を大きく下げてしまいます。
最悪の場合「職務経歴書にはウソを書いているのではないか」と思われてしまうかもしれません。
自分で提出した書類の内容の把握や、それに関連した質問には答えられるようにしておきましょう。
想定質問2 志望動機
自己紹介の次の定番といえば、志望動機です。
転職の場合は、その会社へ応募した理由ではなく、転職を決意した理由を聞かれる場合もあります。
正直、面接で一番難しい質問です。
一番難しい質問ではありますが、聞かれることも多いので準備はしておきましょう。
まずは会社HPをよく読んで、企業理念や仕事内容などを把握しましょう。
そこから、自分が目指したいものや、経歴、今の仕事の経験等からうまくつなげて考えれば、いい志望動機ができるかもしれません。
それでも考えるのが難しい方もいると思いますので、志望動機のサンプルを紹介します。
個人の経歴や会社によって志望動機は変わってきますので、どの会社でも使えるようなフレーズをまとめてみました。
・将来建築系の仕事につきたいと思い、建築学科で学んでまいりました。特にインフラ関係に興味がありますが、御社は橋梁を多数手がけており、ぜひ御社で橋梁の建築にかかわりたいと思いました。
・学生時代に御社の商品を知る機会があり興味をもちました。
・今の仕事の中で御社の業務と関連があり、御社で仕事をしたいと思いました。
・子供の頃から御社の商品が好きで、大人になったらぜひ働きたいと思っていました。
・学生時代に飲食店でバイトをしていて、接客業の楽しさをしりました。
※例なので曖昧な部分が多いですが、あくまで例として受け取っていただき、ご自身の経歴や実際の会社概要を見てより細かく、具体的な志望動機を考えてください
それでも志望動機が思いつかない場合、対策は2つあります。
一つめは、ネット上にある志望動機の例文をとにかく探して、読んで、自分にあったものを見つけることです。
ただし、丸パクリではばれた際に大きな減点になりますので、あくまで参考程度として、最後は自分で完成させてください。
2つめは、いっそのこと社交辞令を取り払って、本音でいくというパターンです。
私の場合になりますが、3社目から4社目への転職の際、業界は同じで仕事内容もほぼ同じ、給与や待遇が変わるだけでした。
一言で言えば「大手でもっとお金がほしいから」が志望動機です。
そこで私が用意した志望動機がこちらです。
今の仕事内容は自分の性格にもあっていて、日々楽しく取り組めていますし、今後も続けていきたいと考えています。
今後のライフプランを考えた時、今の仕事内容を安心して続けていくために、御社のような業界トップの企業で働きたいと思い応募いたしました。
もう10年以上前になりますので一言一句同じとは言いませんが、趣旨はこのとおりです。
一言でまとめると「もっとお金がほしい」だけですが、この志望動機で採用されました。
ただ、形式的な質問になっていることを理解しているのか、転職での面接の場合は志望動機を聞かれないこともあります。
ウソで塗り固めた志望動機を無理やり考え出すくらいなら、いっそのこと本音で話してしまうのもいいかもしれません。
志望動機のNG例
志望動機を話す際に絶対にやってはいけないことがあります。
それは「今の会社への不満を話すこと」です。
転職するからには、今の会社に何らかの不満があることは面接官もわかっています。
ですが、面接官が志望動機で聞きたいことは「なぜその会社に入ろうと思ったのか」であり「今の会社を辞めたい理由」ではありません。
志望動機を考える際、今の会社の不満を理由にするのはやめましょう。
想定質問3 職務経歴について
転職の場合、今の仕事について必ず聞かれます。
職務経歴書を提出しているので、その内容について聞かれることもありますし、自己紹介のかわりに「職務経歴を話してください」と言われることもあります。
一番最初に聞かれるのが自己紹介でも職務経歴でも、どちらを聞かれても話ができるように準備しておくといいでしょう。
職務経歴を説明する流れ例は以下のとおりです。
複数の会社で勤務している場合は昔の会社は短く、直近の会社は長く説明してください。
職務経歴説明の流れ(例)
1.入社のきっかけ、その会社を選んだ理由
2.配属部署、仕事内容、部下や同僚の人数等
3.仕事での成果、周囲の評価。営業系などの場合は数字をより具体的に
4.退職の理由
5.2社目の入社のきっかけ、その会社を選んだ理由…
・現職まで以下繰り返し
一番大事なのは「3.仕事での成果」です。
営業系等の数字に出来る仕事は数字を使って具体的に。
総務や経理などの数値目標のない部署でも、仕事量や成果などを極力数値化してわかりやすく、かつ具体的なエピソードを交えて話しましょう。
たとえば総務が法務部や文書管理業務を兼ねている場合は「毎週約100本程度の決裁書をチェックし、必要に応じて修正指示をしています」等、より伝わりやすい説明を心がけてください。
想定質問4 今の仕事で辛かったこと、嬉しかったこと
職務経歴で数字や仕事の概要を説明しても、もっと深く具体的なエピソードを聞きたいこともあるので、仕事で辛かったことや嬉しかったこともよく聞かれます。
他の聞き方として、今の仕事で一番大きなミスはなんですか、今の仕事で一番達成感があったのはなんですか、今の仕事で苦手なことは何ですか、という聞き方もあります。
どのような形で聞かれてもいいように、今の仕事でのプラスになるエピソード、マイナスになったエピソードはあらかじめ用意しておきましょう。
ただし、マイナスのエピソードを話す場合は、マイナスで終わらせるのではなく「最後にどのように挽回し、プラスにしたか」を付け加えるようにしてください。
想定質問5 その他
1~4が主な想定質問ですが、当然それ以外にも質問はあります。
たとえば、以前の会社を辞めた後にブランクが長い(半年以上の無職)、転職で短期間で会社を辞めている、長く働いているのに仕事で必要な資格がとれていない等、弱点と思われるような場所があれば、高確率で質問されます。
他にも、留学経験があれば留学の目的や内容、中堅以上の方なら部下の指導やマネジメント経験の有無なども聞かれます。
自分の履歴書、職務経歴書、経歴等を見直して「ここは聞かれそうだな」というポイントを予想し、準備しておきましょう。
質問の回答は一言で終わらせない
面接での質問は、基本的に一言では終わらせず、質問の意図を理解したうえである程度の長さで答えてください。
たとえば「運動は好きですか」という質問をされた場合に「好きです」とだけ答えるのは間違いです。
「運動は好きです。月2~3回くらいは駅前のジムに行って運動しています。ウインタースポーツも好きで、毎年冬にはスノーボードをしに行きます」のように、具体性をもって答えましょう。
ただし、あまりにも長すぎたり、質問とあっていない回答をだらだらと話すのは逆効果なので、気をつけてください。
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まとめ
今回は、面接での想定質問編として、自己紹介の仕方や定番の質問について説明しました。
面接は回数を重ねれば重ねるほど慣れていきますので、たとえ不安でもどんどん応募して経験を積めば、いつか必ず成功します。
しっかり準備して、前向きな気持ちで挑んでいきましょう。
あなたの転職の成功を心から願っています、ここまで読んでいただきどうもありがとうございました。
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